太平洋戦争での激戦地、硫黄島の戦いを舞台にした2部作(アメリカ側の視点と日本側の視点の「硫黄島からの手紙」)の第1弾作品。この戦争ものの映画を見ました。
硫黄島の戦いは太平洋戦争の末期1945年2月~3月に起こったもので、物語は、長引く戦争にうんざりしていたアメリカ国民の戦意高揚や資金集めのために、一枚の写真から国全体で英雄を作りあげ、その英雄と呼ばれた兵隊の葛藤が描かれています。
英雄を作るという意味では、記憶に新しいところでは、イラク戦争での女性兵士・ジェシカ・リンチ救出劇の昔版みたいな。無意味な戦争というものの問題点を他の良いニュースですり替えてしまいたいという。全体を見ずに一部分だけを美談として取り上げ、感情に訴えかけて人の心を誘導しようとする古典的な手法。
クリント・イーストウッド監督はこの映画から何を言いたかったのか。。。せっかくなので、同時に借りたもう一作の「硫黄島からの手紙」を見てから考えようかな。
映像は、だいぶ前に見た「プライベートライアン」と同じくらいリアルでした。
【作品データ】
●2006年【米】上映時間:132分
●監督
クリント・イーストウッド
●キャスト
ライアン・フィリップ(男優) ジョン・”ドグ”・ブラッドリー
ジェシー・ブラッドフォード(男優) レイニー・ギャグノン
アダム・ビーチ(男優) アイラ・ヘイズ
ジョン・スラッテリー(男優) 財務省大臣 バド・ガーバー
バリー・ペッパー(男優) マイク・ストランク軍曹
ジェイミー・ベル(男優) ラルフ・”イギー”・イグナトウスキー
ポール・ウォーカー(男優) ハンク・ハンセン
ロバート・パトリック(男優) チャンドラー・ジョンソン大佐
メラニー・リンスキー(女優) レイニー・ギャグノンの恋人 ポーリーン・ハーノイス
トーマス・マッカーシー(男優) ジョン・ブラッドリーの息子 ジェイムズ・ブラッドリー
ジュディス・アイヴィ(女優) ハーロン・ブロックの母 ベル・ブロック
ジョセフ・クロス(男優) フランクリン・スースリー
スターク・サンズ(男優) ガスト
デヴィッド・パトリック・ケリー〔男優・1952年生〕(男優) ハリー・S・トルーマン大統領
ジョン・ポリト(男優) 自治長
ゴードン・クラップ〔男優〕(男優) “ハウリング・マッド”スミス将軍
カーク・B・R・ウォーラー(男優) 従軍カメラマン ビル・ゲナウスト
デヴィッド・クレノン(男優) ホワイトハウス高官
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