12月12日 体験農園最終回

今日も朝から寒いですね。
12月も半ばとなり、3月から始まった体験農園も、ついに最終回となりました。



今日の朝の畑の様子です。
子供たちがいるところに少しだけ残っているのが、今日収穫予定のサトイモです。



土壌診断
作業:
・サトイモ収穫(3)
・土の電導度の測定
・pH測定
  
体験学習: 1年グループ
巡回: 1-54 55-120

土の電導度とは、土の中に硝酸体チッソなどの肥料がどの程度含まれているかというのを調べるために行います。
体験農園を始めた3月あたりの状態で、「0.3」程度だったとのこと。これが作物を育てている間に変化してくるので、この数値を目安に次に作物を育てる時の施肥量を決めるそうです。
pHの計測も同じですね、土の酸性具合を調べるもので、酸性になり過ぎてしまっていたら、石灰などを混ぜてpHの調整を行います。



【講義】土壌診断
観察による方法
・化学性  育成状況・収量
・物理性  土を掘った感触
・酸性度  黄化現象で伸びない
・有機性  粘着力が弱い
 
怪異な方法(測定)
・化学性  電導度(EC)計
・物理性  硬度計
・酸性度  土壌酸度測定機、リトマス試験紙
・栄養度  簡易な測定機(比色)
 

土壌の状態を調べるのにはいろいろ方法がありますが、測定機などを購入して調べるよりも、やはり経験者の長年の経験と勘で感覚で調べるのが、正しいとのこと。
自然が相手なので、いろいろ条件も事なるので数値化して管理するのは難しいのですね~



【講義】栽培暦
ピーマン  エース
05/01  定植
05/08  支柱立て、誘引
05/29  誘引
06/12  追肥、誘引
06/29  収穫
07/17  追肥
08/07  誘引
09/18  追肥、誘引
11/28  片付け


ピーマンも一年間頑張りました。
うちの畑ではあまり収穫できた印象が無いのですが。。。
寒い時期まで頑張って、この時期は緑色になるはずのピーマンが赤くなってました。
 
 
サトイモ  石川早生
04/17  植え付け
06/19  追肥、土寄せ
07/03  追肥、土寄せ
07/24  追肥、土寄せ
08/28  アブラムシ薬散
10/09  追肥、土寄せ
11/20 27 12/4 11  収穫


サトイモは全期間かかって育てましたが、今回育てて一番好きになった野菜ですね~
今年は昨年までと比べて育ちが悪かったようです。
途中夏ごろはアブラムシとの戦いが大変でしたが、最後はとても美味しいサトイモが収穫できました。



【講義】生育限界点と電導度


こちら結構重要ですね。
次の肥料の施肥量などに影響してきます。
電導度は0.3かそれ以下が良いですね。



【講義】各種雑草の暗所伸長量


雑草はたくましいです。
今回の農園で最も印象に残った事のひとつとして、雑草のたくましさがありますね^^;
抜いても抜いても生えてくる。。。



【講義】体験学習-1


株の間隔の見本です。
ナッパ系のを育てている畦ですが、このくらいの間隔が理想とのこと。
これ以上間隔が詰まっている場合は、間引きが必要になります。



【講義】体験学習-2


こちらは土の休閑の状態の見本
畑は、ずっと作物を作り続けることは栄養の問題などで難しいので、半年に一度程度(夏と冬など)に休閑期間を設ける必要がありますが、その際はこのように土をある程度掘り起こして休めておくと良いようです。
土の中で育っている菌や虫などを表面に出して、やっつける効果がありますね。



【講義】体験学習-3


体験農園を終えた、畑の最終の状態です(うちのではありません)。
畦の幅が狭いとのこと。年間を通してもう少し幅を広く保つように途中で土寄せなどをしておく必要があったようです。
先生が、「指導不足」と反省してましたね



南側の畑の様子です。最終日という事もあり作物もまばらで寂しい感じです。



一年間(正確には10か月くらい)お付き合いしたうちの畑です。
子供たちが一生懸命最後のお掃除をしてます。



掃除も終わってキレイになりました。
 
1年間終わって、色々勉強できました。
これからも農作業のような事は続けていきたいです!
来年は公私ともにいろいろ忙しくなるのでお休みして、再来年あたりからまたやってみたいですね。
この体験農園は、先生の講義付きで、ただ一人で勝手に作物を育てるのでなく、専門家の意見を聞きながら進められたので、とても為になりました。
 
これから農業を勉強したいという人には最適ですね!
流山・柏・松戸近辺で体験農園を探している方はぜひ参加してみてください。


愛宕ふれあい農園ブログ
ふれあい農園モニターブログ


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: