クッキー(Cookie)とは、Webブラウザを通じて訪問者のコンピュータに一時的にデータを書き込んで保存させるしくみのことで、ユーザに関する情報や最後にサイトを訪れた日時、そのサイトへの訪問回数などを記録しておくことができます。 (ここで書いているのは、お菓子のクッキーとは違いますよ。)
上記よりわかるかと思いますが、GoogleAnalticsをはじめとした多くのアクセス解析ツールでは、このクッキーの仕組みを使って、ユニークユーザーや訪問回数などのデータを取得・計算しています。
「ファーストパーティ クッキー(first-party cookie)」と「サードパーティ クッキー(third-party cookie)」
クッキーにもいくつかの種類があります。アクセス解析ツールに関連することで理解しておきたいのが、「ファーストパーティ クッキー(first-party cookie)」と「サードパーティ クッキー(third-party cookie)」です。
ファーストパーティの cookie とは
ホスト ドメインに関連付けられているクッキー(cookie)
サードパーティの cookie とは
その他のドメインのクッキー(cookie)
うーん。。。これだけではよくわかりませんね。
もう少し説明すると、例えば、
アドレスバーにURLを入力して『www.example.com』にアクセスした場合に、
このページ上に『hogehoge.example.com』、『www.example.net』、および『www.example-example.com』 のバナー広告があるとします。
これらすべてのサイトでクッキー(cookie)が設定される場合
『www.example.com』および、サブドメインの『hogehoge.example.com』 のクッキー(cookie) はファーストパーティクッキー(cookie)
『www.example.net』および 、『www.example-example.com』 の cookie はサードパーティクッキー(cookie)となります。
ドメインが同じか違うかですね。
アクセス解析ツールに使うクッキーとしては、下記のような特徴があります。
ファーストパーティクッキー(cookie)
(長所)
・ブラウザーの設定によって、拒否されている可能性が少ない。
(短所)
・複数のドメイン間のセッションを維持できない。
・クッキー(cookie)の数に制限がある。
サードパーティクッキー(cookie)
(長所)
・複数のドメイン間のセッションを維持可能(別ドメイン間で、同じユーザーを特定できる)。
(短所)
・ブラウザーの設定によって、拒否されている可能性が高い(ウイルス的な扱い)。
どちらも長所と短所があります。
ちなみにGoogleAnalyticsはファーストパーティクッキー(cookie)を利用してます。
このようにアクセス解析では、クッキー(cookie)は重要な役割を果たしていますが、
ブラウザーの設定によっては、データを取得できない場合も多々あります。
またブラウザーの設定や不要ファイルの削除などを行って、クッキー(cookie)を削除することも可能なので、
そのようなことを行えば、同じサイトに訪れたとしてもそのユーザーは、ユニークユーザーとして扱われてしまうことになります。
正確な訪問回数などがわからなくなってしまいますね。
このようにアクセス解析のデータで、クッキー(cookie)の情報を頼りにして取得している部分については、
データの精度には限界があることがわかります。
不十分なデータでは、不十分な解析しかできないといわれています。
このような現状。。。アクセス解析データの分析だけでは、把握できない定性的なデータの分析も今後必要になってきますね^^
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